【レーティング】ゲームのレーティング~CEROレーティングとは?

ゲームのレーティングについて考えるにあたって、

まずは、家庭用ゲームのレーティングについて考えてみます。

レーティング(rating)には、評価、格付けといった意味がありますが、

「このゲームの面白さは★★★★★!」

ということではなく、

「このゲームって何歳向けなの?」

ということです。

 

  • 家庭用ゲーム機器のレーティングができるまで
  • レーティングの種類とコンテンツディスクリプター
  • レーティングの改定

 

家庭用ゲーム機器のレーティングができるまで

まずは家庭用ゲーム機器のレーティングができるまでの経緯を追ってみます。

1983年に任天堂から家庭用ゲーム機器が出てからたくさんのゲーム機器、ソフトが発売されてきましたが、当時はレーティングという概念はありませんでした。

でも、その代わりに、各プラットフォーマーがそれぞれ各社の基準に従ったチェックを行われていました。

プラットフォーマーの基準に則る、というのは今も大原則ですね。

その後、SONYから家庭用ゲーム機器が発売されたことで、映像技術も一気に進化していきました。当時としては、映画を思わせるCGシーンはものすごいインパクトがあったと思います。

そしていわゆる暴力ゲームと呼ばれるグロテスクなシーンのあるジャンルが登場するようになりました。

その頃、すでにゲーム業界団体であるコンピュータエンターテインメント協会(CESA)はあり、

その独自の倫理規定によってチェックは行われていましたが、

ここでもまだ、レーティングという概念は登場していません。その代わりに、

 

「このゲームには暴力シーンやグロテスクな表現が含まれています」

 

という注意書きがパッケージに表示されるようになりました。

でも、プラットフォームによって基準がバラバラだったり、曖昧だったりと、

ソフトメーカー側からはちょっと困った状態は続いていました。

なのでCESAの主導により、ゲーム業界全体で基準を統一しよう!ということになりました。

 

それが家庭用ゲーム機器のレーティング審査機関である

コンピュータエンターテインメントレーティング機構(CERO)です。

 

レーティングの種類とコンテンツディスクリプタ―

設立当時、レーティングは、

  • 全年齢対象
  • 12歳以上対象
  • 15歳以上対象
  • 18歳以上対象

で分けられていました。

さらにその後、コンテンツディスクリプタ―と呼ばれる

「恋愛」「セクシャル」

「暴力」「恐怖」

「飲酒・喫煙」「ギャンブル」

「犯罪」「麻薬」「言語・その他」

から成る、ゲーム内容を表示するコンテンツ表示もされるようになり、

これにより、事前にゲーム内にどういう表現が、どの程度の表現があるか、

ざっくりとわかるようになり、親御さんたちの購入の目安にもなりました。

(12歳以上の暴力表現、など)

 

レーティングの改定

これで一件落着に思えましたが、その後、困ったことが起きてしまいました。

2006年、「グランド・セフト・オートIII」(18歳以上対象)のソフトが、

神奈川県によって有害図書に指定されてしまいました。

ゲーム業界としては、基準に則ってちゃんとチェックをしていましたが

世間からは、こんな表現を野放しにするなんて何事だ、みたいな感じで、

ゲーム業界への風当りが強くなってしまいました。

 

CESAとCEROは、これをきっかけに、基準内容を見直すことになりました。

それが、現在まで採用されている、以下の年齢区分です。

 

・A区分(全年齢対象)

・B区分(12歳以上対象)

・C区分(15歳以上対象)

・D区分(17歳以上対象)

・Z区分(18歳以上のみ対象

 

とくに、前のレーティングで「18歳以上対象」のところを

「D区分」

「Z区分」

に分け、より過激な内容のものについては、

18歳以上でないと購入できないと、購入に制限をかけることで、

ゲーム業界としての姿勢を世間に表しました。

また、購入場所も、他のゲームとは売り場が分けられたり、

おもちゃ屋さんによっては、Z区分のゲームは置かないなどの措置が取られるようになりました。

ちなみに、もともとは「グランド・セフト・オート」のように有害図書に指定されてしまったものを、従来の基準の外に置くために作られたものなので、Z区分が存在するのは「暴力」と「犯罪」しかなく、例えばZ区分の「セクシャル」などはありません。

 

Z区分であっても、名作は名作ですし、

売れるソフトは売れてしまうんですが、

現在まで、細かい基準の改定は何度かされていても、大きなところでは変更なく、

現在も家庭用ゲームソフトには必ずCEROのレーティングがつけられています。

 

2010年頃から台頭し始めた、ソーシャルゲームに始まり、

携帯電話用のゲームも実はレーティングをつけることができるんですが、

レーティングをつけないことのデメリットが、携帯電話用のゲームにはあまりなく、

あまり普及していません。

ソシャゲはソシャゲで今度は出会い系に対する問題や、ガチャに関する問題のほうが注目されていますね。

 

以上、家庭用ゲームのレーティングについてでした、

次はまた、もう少しCEROについて解説してみます。

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