今回は「銃」に関する記事です。
この記事では
- 銃を描くときに気を付けたいこと①(銃乱射)
- 銃を描くときに気を付けたいこと②(銃口の向き)
について考えています。
銃はゲーム・アニメ・漫画・ドラマ・映画、あらゆるエンタメ作品に
登場しています。
日本人にとって、銃は、身近なものではなく、創作物の中に登場するものなので
アメリカのような銃社会から見ると、「え!?」というような表現が
あるようです。
銃を描くときに気を付けたいこと①銃を乱射するシーン
まずはストーリー・設定についてです。
以前、少年漫画「アイシールド21」(2002年~2009年まで連載)の登場キャラクター、
ヒル魔の銃を使うシーンが、アメリカでは18禁表現になることが、話題になりました。
参考元サイト→サンドウィッチマン伊達・富澤、『アイシールド21』がアメリカで「18禁」扱いになっている理由に驚く「高校生が銃を乱射」(世界は数字でできている)
前述したように、日本では、あまり銃は身近なものではないので
真似をしようにも、そもそもできず、あまり現実味のないシーンですが
銃社会のアメリカにとっては、ギャグであっても、高校生が銃を乱射するシーン、というのは
子供に悪影響があると考えられています。
これが、例えば悪人が銃を乱射しているというシーンであれば、とくに問題視されることは
なかったのかもしれませんが、ヒル魔は主役側の人気メインキャラクターの1人ですので
そういった意味でも、影響力が懸念されたと思われます。
銃を描くときに気を付けたいこと②(銃口の向き)
・正面に向ける
次はイラストなどの構図のお話です。
よく、銃をかっこよく、正面に向けて構えている構図のイラストを見かけますが
これも、アメリカでは大変不快な印象を与えるため、避けたほうがよいでしょう。
そもそも、子供向けのカードなどでは、銃の描写自体を避ける傾向にあり、
たとえばAppleストアのスクリーンショットやアプリのアイコンは、
対象を4+に抑えるという基準がありますので、銃のアイコンや
銃の表現が修正されるということがありました。
アップルが銃器と暴力の表現を強化!?ゲームにモザイクがかかる懸念も…(参考元サイト:exciteニュース)
・自分の頭に向ける
また、頭に向ける表現も、なんとなくカッコいいので構図として使いがちですが
これも自殺を強く連想させるため、アメリカでは子供向けの作品にはNGです。
よく、倫理の判断基準としてNGなものに、「安易な模倣が可能なもの」というのがありますが
これも、子供がカッコいいと思って、真似をしてしまうなどの影響を与えないためとなっています。
では次は、権利面で、銃の表現で気をつけることについて考えてみたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。