次は家庭用ゲーム機器のレーティング審査機関、CEROが
どうやってレーティングを決めているのか、記事を参考に書いてみたいと思います。
- 審査は誰がするの?
- CEROの審査基準の内容にはどういうものがあるの?
- CEROの審査はどうやって行われるの?
審査は誰がするの?
参考元サイト→海外版と日本版はどうして表現や内容が違うのか。今、あえてCEROに聞く「レーティング制度」の現状について(引用元:4Gamers.net)
ゲームの審査をしているのは、CEROの中の人、ではありません。
CEROのHPで募集された一般の人によって審査されています。(※現在は募集なし)
応募資格は
- 20歳以上
- ゲーム関連企業の関係者以外
と、門戸は広いようです。
また、なるべく年齢が偏らないように各世代から集められ、職種もバラバラにしているそうです。
公平な観点からゲームを審査するために、重要ですね。
CEROの審査基準の内容にはどういうものがあるの?
参考元サイト→レーティングの対象となる表現項目(引用元:CERO公式サイト)
審査基準は「性表現」「暴力表現」「反社会行為表現」「言語思想関連表現」に分かれています。ここからさらに細分化された約30の項目につき、6段階(A・B・C・D・Z・禁止)の基準が設定されています。
CEROの審査はどうやって行われるの?
審査は1タイトルにつき、3名で行われます。
審査方法は、実際そのゲームをプレイするのではなく、各メーカーから提出されたゲーム映像を、30の項目×6段階の約180に区分されたCEROの倫理基準と照らし合わせて判断します。
出血シーンがあれば「出血」の項目を確認し、出血の程度によりA~C、Z、禁止が判断されます。
でも、人によっては、「B区分の出血」と判断したり「C区分の出血」と判断したりと、結果がそろわないこともあります。
その場合は、多数決、または再審査が行われることで、レーティングを確定していきます。
おわりに
以上、CEROレーティングが決まるまででした。
普段何気なく見ているゲームパッケージのレーティングの背景には、こういった背景があるんですね。
レーティングとコンテンツディスクリプタ―を見て、どういう場面があるのか、想像するのも楽しいかもしれませんね。
以上、参考になれば幸いです。