六芒星の記事を上げたので、次は五芒星について
考えてみたいと思います。
五芒星は一発描きで描いたことがある人も、多いんじゃないかと思います。
五芒星は、六芒星のように、特定の宗教のシンボルということではありませんので
絶対に使わないほうがよい、とまでのリスクはありません。
では、どういうことに気を付ければ、よいのでしょうか?
気を付けたい使い方①逆さ五芒星
五芒星自体は、宗教シンボルではありませんが、五芒星を逆さにすると
悪魔の象徴だと言われています。
ユダヤ教・キリスト教・イスラム教における悪魔、サタンが
山羊の顔で描かれることが多かったり、逆五芒星(ときには五芒星も)が、
山羊の顔に重ね合わされていたりして
とても強く関連付けられて描かれていることが多いです。
例えば十字架のように、大切にされているシンボルと、逆五芒星を
一緒に描くと、その宗教にとって、とてもネガティブな印象を与えるということになります。
悪魔的なものがロックでカッコいい、と思うこともあるかもしれませんが
外国でそれらを身に付けることは、地域によってはリスクがあるでしょう。
気を付けたい使い方②軍服につける
五芒星は、魔除けの呪符として使われていたことから
旧日本陸軍の軍帽にもつけられていました。
そのため、軍服と一緒に描くと、旧日本陸軍を想起させる場合があります。
旧日本軍は、戦争時に近隣諸国を侵略したとして、現在でもクレームの発生しやすい題材のため
歴史的事実として描くとしても、扱いには十分注意が必要です。
気を付けたい使い方③象徴的に使う
また、五芒星は、世界の国旗のデザインとして多く採用されています。
とくに意図せず、デザインした色の配色が、たまたま他国の国旗と同じだった、ということも
可能性として十分あり得ることだと思います。
国旗として使われている場合、色には深い意味が込められていることが多いです。
例えば絵にかっこよく描かれているのであれば、まだ許容とされる場合もありますが
絨毯の柄など、足で踏みつけるようなものとして描かれていると
やはり、とても侮辱的な印象を与える可能性があるので、これも注意が必要です。
おわりに
五芒星について、考えてみました。
絶対使ってはいけないシンボルでは決してありませんが、注意が必要であることは
間違いないと思います。また、海外では、さらに配慮が必要になることもありますので
たとえば海外向けのイラストなどでは、避けたほうが安全かもしれませんね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。