今回はGoogleアプリのレーティングについてのお話です。
Googleのレーティング審査はAppleより厳しくないとされています。
レーティング審査は事後審査で、年齢区分のところも以前は「全ユーザー対象」「ユーザー成熟度:低/中/高(のうちどれか)」とシンプルなものでしたが、2015年5月からレーティングシステムが採用されたことで、
事前審査に変更になりました。
Googleのレーティングにはどういう種類があるの?
ここまで、CERO・Appleのレーティングの種類については、別記事にて紹介していましたが
Googleアプリには、Googleが独自に設定した年齢レーティングはありません。
GoogleアプリのレーティングはAppleと違い、Googleが審査をするのではなく
IARCという審査機関を利用しています。
IARCって何?
IARCは、International Age Rating Coalition(国際年齢評価連合)の頭文字です。
デジタル配信をされているゲームのレーティングに使用されていて、そのレーティングは、その国・地域で使用されているレーティングが付きます。
アメリカなら、ESRBのレーティング、ヨーロッパならPEGIレーティングですね。
これにより、「同じゲーム内容なのに、国によって基準が違うのはどうしたらいいの?」といった問題がクリアになりました。
そのため、日本なら、CEROレーティングが付くはずなのですが、CEROはIARCに参加していないため、IARCが制定した汎用レーティングが付与されます。
任天堂が、IARCのレーティングのついたゲームソフトを配信したというニュースがありましたね。
任天堂、「IARC汎用レーティング」によるレーティングを行ったソフトの国内配信を開始。CEROレーティングマークなし(引用元:4Gamers.net)
IARCの制定したレーティングにはどういうものがあるの?
IARCのレーティングは以下の年齢で区分されています。(参考元サイト→IARC公式)
- 3+
- 7+
- 12+
- 16+
- 18+
それぞれどの年齢区分に、どういう内容のものが該当するのか、については
Google公式ページ、「Google Playでのアプリとゲームのコンテンツのレーティング」
の「その他の国」という部分で確認することができます。
他にもどの国に、どのレーティングが使用されるのか、表示されていますね。
IARCのレーティングはどうやって決まるの?
IARCのレーティングも、Appleレーティングと同じく事前申告で、質問に答える形式です。
ですが、Appleレーティングの質問が13問くらいに対して、IARCの質問は
表現を8項目にわけて、そこからさらに細かく質問(「暴力は含まれますか?」「どのように暴力は表現されますか?」など)があり、非常に多いです。
ですが、項目への質問に対して、どういうことを聞いているのか詳細も記載されているため
申告する側は悩むことなく、申告をすることができます。
おわりに
以上、Googleアプリのレーティングについて説明してみました。
何か参考になれば幸いです。