「実在の場所をモチーフにして描きたい!」
そう思うことってありますよね。
でも、
「許可とかいるのかな?」
「特徴的な部分を変えればOK?」
そう悩むこともあると思います。
上記に関しては
前回の記事で、実在の場所を出すときの注意点を、ニュース例を挙げて考えています。
前回の記事→【炎上ニュース例】実在する場所をゲームに出してはいけない?
そうしたところ、ちょうどタイムリーなニュースがありました。
「カフェ香咲」様に関するお詫びとお願い(参考元サイト:ラブライブ!スーパースター‼アニメ公式サイト)
アニメの中でモチーフにしたお店が、結果修正されたというニュースです。
今回のニュースでは、
・所有者の承諾を得た(※ひとまずそのように定義します)
・ネガティブな使い方をしていない
にもかかわらず、結果修正されることになりました。
改めて、実在の場所をモチーフにすることのリスクについて
考えてみたいと思います。
この記事では、以下について書いています。
- どうして修正することになったのか
- 実在の場所をモチーフにするときに配慮すること
モチーフになったことで、「聖地巡礼」の場所に
今回ニュースになった「ラブライブ!」シリーズは
男女を問わずとても人気のあるコンテンツです。
そのラブライブ!のアニメに登場する飲食店が、実在のお店をモチーフにしており
ファンがモデルになったお店に行くという「聖地巡礼」がきっかけで
修正されることになりました。
結果的に修正されるまでの経緯は色々な要素を含んでいますが
ここでは、実在のお店を取り上げることのリスクに焦点を絞っています。
実在の場所をモチーフにするときは、何に配慮をすべき?
前回の記事で、
・所有者に無断で使用しない
・ネガティブな使い方をしない
というのを挙げました。
でも、今回はそのどちらにも該当していません。
そこにもう1つ、
・人を集める
ことを念頭に入れる必要があります。
これは、有名なゲームでも似たようなことがありましたね。
総務省、「ポケモンGO」に関する注意喚起-ポケストの削除依頼方法も案内(参考元サイト:まいなびニュース)
モチーフにする、実在の場所と関連させる、というのはその作品が有名であればあるほど
その影響範囲を考える必要があり、
その結果、どのような事態が起きるかをすべて事前に予想するのは不可能です。
以上のことから、実在の場所をモチーフにすることは、
本来であれば避けたほうが無難なのですが
どうしても使いたい場合は、もちろん許可を得るのは当然のこととして、
・何かあったときに変更・修正にすぐに対処できるよう、事前に準備しておく
ことが大事なのかと思います。
おわりに
ニュース例を挙げて、実在の場所をモチーフにする際について
考えてみました。
物語への没入感や説得性を持たせるために、実在の場所をモチーフにすることは
よくあることだと思います。
描きたい世界観を描くために、必要な手段として用いられますが
そうすることで、どういった影響があるかを常に忘れないようにしたいですね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。